IT見聞録~限界なき己との闘い

独立したら忘れてはならない確定申告

会社に属さず、個人事業主として企業から仕事を取ってくる働き方をするエンジニアも近年は増加している。自宅で働いたり客先に常駐したりと働き方のケースも様々だが、会社員時代に比べて理想のワークライフバランスを叶えやすいとして近年では人気だ。
そんな個人事業主はただ企業から仕事を受けて、その仕事をこなして対価のお金を貰う、というだけの流れをこなせばよいというわけではない。従来の仕事にくわえて、稼いだ金額によっては確定申告を行わなければならない場合があるのだ。
確定申告とは、1月1日から12月31日までの所得とそれにかかる所得税を計算して確定させ、収めるべき金額を税務署に報告するという作業だ。会社員時代は毎月給料から所得税が源泉徴収として引かれており、企業側が年末調整を行うことで納税手続きを進めていたため不要であったが、会社に属さない個人事業主ではこの作業を自分で行わなければならない。ある一定以上の利益を出した場合は、翌年の2月~3月にかけて確定申告を行うことが義務つけられているため、この時期は忘れずに注意しておこう。
確定申告が初めてで何をやればよいか分からない方は、インターネットで調べるなり税務署に出向いて教えてもらうなり、早いうちから行動しておくとよいだろう。最近ではマイナンバーカードを取得していればオンラインでも確定申告が可能なため、役所に出向くのが面倒な人でも自宅で手続きを完了させることができる。自身が確定申告を行うべき金額に達している方は、正しい申請方法を調べたうえで行動しよう。